【自治体+鉄道会社2社連携事業】茨城県龍ケ崎市で鉄道を活用した「謎解き宝探し」実施事例
BOUKEN WORKSは「日本中を冒険の舞台に変える」をミッションに、自治体専門の周遊イベントをプロデュースしています。
今回は、茨城県龍ケ崎市で開催した、鉄道関係の周年・記念事業で実際に鉄道を活用した周遊イベント「謎解き宝探し」についてご紹介します。
「謎解き宝探し」イベントの概要
■イベントタイトル:コロッケ探偵と龍ケ崎助手の事件簿
■イベント期間:2021年3月14日(日)~5月9日(日)
■開催地:茨城県龍ケ崎市
■ターゲット:近隣自治体在住のファミリー
■参加費:1,000円(クラウドファンディングのリターン)/1,300円(現地販売)
■実施背景:
・周年イベントとして
・龍ケ崎市に対する理解の促進、認知度の向上のための施策として
コースの概要
今回のイベントのコースは、龍ケ崎市内の2つの駅を中心としたエリアを回遊するものです。龍ケ崎市は、龍ケ崎コロッケが名物。全国コロッケフェスティバルの開催地となったり、電車内にコロッケを模したつり革が設置されていたりと、コロッケが地元の生活に根付いています。そうした背景から、地域の特産に焦点を当てた「コロッケ探偵と龍ケ崎助手の事件簿」というテーマでイベントを企画しました。
謎を解きながらポイントを回ってゴールするというのは「謎解き宝探し」の基本のコースと同じです。ただし今回は、「電車を利用してもらうこと」を一つのポイントとし、電車に乗るとさらに謎解きのストーリーが深まるような仕掛けを用意しました。鉄道に関する施設もコースに組み込んでいます。
1コースあたりの所要時間は、4時間。半日かけてJR龍ケ崎駅周辺と関東鉄道竜ヶ崎駅周辺でまち歩きを楽しみながら参加できます。もちろんコース上には龍ケ崎コロッケを販売している店舗もあり、食べ歩きも楽しめるコース設定になっています。
イベント実施の背景
今回は、龍ケ崎市さま、JR龍ケ崎市駅さま、関東鉄道さま、クラウドファンディング事業を展開するCAMPFIREさま、そして当社BOUKEN WORKSの、5社連携プロジェクトです。龍ケ崎市さまからのお声がけによって、プロジェクトがスタートしました。
龍ケ崎市は、2020年に2つの周年イベントが予定されていました。しかしいずれも新型コロナウイルスの感染拡大によって中止になってしまったため、それらの代わりとして、密にならない企画を検討していたそうです。そこで、密にならずに龍ケ崎市への理解を深めてもらえて、市の認知度向上も期待できるイベントとして、「宝探しクエスト」を実施することになりました。
県外からのご参加が約40%
イベント参加者を対象としたアンケートでは、次のような結果が得られました。
・約40%が県外からのご参加
今回のプロジェクトは、CAMPFIREにてクラウドファンディングを行い、出資いただいた方がイベントに参加できる仕組みにしました。その結果、市内・市外問わずイベントの認知が広がり、一都三県はもちろん、札幌や名古屋などといった遠方からもご参加いただけました。
「謎解き宝探し」実施のメリット
「謎解き宝探し」では、地域の歴史や文化を織り込んだ、当社オリジナルの「謎」づくりにこだわっています。勉強ではなく遊びの中で地域の歴史や文化を学んでほしい――そうした想いのもとでイベントをご提案しています。
子どもと大人が一緒に楽しめる企画であることも、ポイントです。「謎」によっては、頭がやわらかく、低いところにある仕掛けを見つけやすい子どものほうが、大人より先に正解にたどり着くこともあります。
自治体さまにとっては、誘客ができるだけでなく、滞在時間が増え、消費を促せるのがうれしいポイントでしょう。見るべき場所がたくさんある魅力的な土地であっても、すべてに足を運んでもらうのは難しいもの。
そこで、見るべき場所に「謎」を用意しておけば、ストレスなくすべての場所への訪問を促すことができます。
また、「密」にならないことも「謎解き宝探し」のメリットです。基本的に屋外で、かつ家族単位で行動しますし、公共物に触れることもないので、コロナ禍における多くの懸念を払拭することができます。
自治体の周遊イベントをプロデュースいたします
茨城県龍ケ崎市で開催した、ファミリー向け「謎解き宝探し」の概要をご紹介しました。BOUKEN WORKSは、自治体の周遊イベントを、オーダーメイドでプロデュースします。
見せたい場所を訪れてくれない、消費金額が上がらない、地域の魅力が伝わらない、感染防止に配慮したイベントを開催したい、予算を抑えた企画を探している、観光業復興のための施策を検討している……そんな自治体さまは、ぜひお気軽にお声がけください。こちらよりご相談を承っております。